新型コロナウイルス感染症について



以下、厚生労働省サイト内「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」より一部引用

新型コロナウイルスについて

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」により起こる病気です。
コロナウイルスは一般の風邪の原因となるウイルスやSARS、MERSといった呼吸器症候群を起こすウイルスが代表的です。
生体特徴としては自分自身で増える事は出来ませんが、粘膜などの細胞に付着して体内に入りこんで増える事ができます。
このウイルスは粘膜に入りこむ事はできますが、健康な皮膚には入りこむ事ができず表面に付着するだけと言われています。
表面に付着したウイルスは時間(24時間~72時間)が経てば壊れてしまいます。
またコロナウイルスは熱(70度以上で一定時間)及びアルコール(70%以上、市販の手指消毒用アルコールはこれにあたります)に弱いことがわかっています。

感染経路について

ウイルスは一般的には飛沫感染、接触感染で感染します。
閉鎖した空間で、近距離で多くの人と会話する環境では、咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させるリスクがあると言われています。
したがって、人と人との距離をとること(社会的距離)、外出の際のマスク着用、咳エチケット、石けんによる手洗い、アルコールによる手指消毒、換気といった一般的な感染症対策や、十分な睡眠をとる等の健康管理を心がけることで感染を抑えることができます。
また2020年4月1日現在、食品(生で喫食する野菜・果実や鮮魚介類を含む。)を介して新型コロナウイルス感染症に感染したとされる事例は報告されていませんが、食事の配膳等(食器を含む)を行う場合は、不特定多数の人と接する可能性があるため、接触感染に注意する必要があります。
そのほか新型コロナウイルスがペットから人に感染した事例は今のところ見つかっておらず、手紙や荷物のような物ではコロナウイルスは長時間生きることができないとしています。

感染を防ぐには①

ウイルスは粘膜に入りこむ事はできますが、健康な皮膚には入りこめず付着するだけといわれていますので、洗い流すことができる手洗いは有効です。
更に石けんを使った手洗いはコロナウイルスの膜を壊すことができるので、手洗いの際は、指先、指の間、手首、手のしわ等の汚れが残りやすいといわれているこれらの部位を特に念入りに洗うことが重要です。
また、流水と石けんでの手洗いができない時は、手指消毒用アルコールも同様にウイルスの膜を壊すことによって感染力を失わせることができます。

感染を防ぐには②

基本的な感染予防の実施や不要不急の外出の自粛、「3つの密」を避けること等が重要です。これまでに国内で感染が確認された方のうち重症・軽症に関わらず約80%の方は、他の人に感染させていない一方で、一定の条件を満たす場所において、一人の感染者が複数人に感染させた事例が報告されています。集団感染が生じた場の共通点を踏まえると、

1.密閉空間(換気の悪い密閉空間である)
2.密集場所(多くの人が密集している)
3.密接場面(互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や共同行為が行われる)

という3つの条件のある場では、感染を拡大させるリスクが高いと考えられていますので極力避ける様にする事が大事です。

また以上の予防を実施したうえでも感染をゼロにすることは極めて困難です。
以下の症状を感じる方は「マスク着用」にてお越し下さい。

新型コロナウイルス感染症が疑われる方へ

● 風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。(解熱剤を飲み続けなければならない場合を含みます)
● 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。

新型コロナウイルス感染症相談ダイヤル

新型コロナウイルス感染症
健康相談センター
帰国者・接触者相談センター
0985-78-5670

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